転職活動に疲れた……そんなときはまず状況を整理することから始めよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの平井です。
転職活動を続けるなか、なかなか結果が出ず疲れたと感じている人からよくこんな相談をもらいます。
転職活動は働きながら進めなければいけなかったり、たくさん準備をしてもなかなか結果に結びつかなかったりと、心身ともに負担のかかるものですよね。
転職活動に疲れた気持ちを抱えたまま無理に続けていては、なかなか思うような結果は得られないものです。大切なのは、まずは疲れたと感じる原因を解明し次に起こす行動を慎重に見極めることです。
この記事では、転職活動に疲れたときの対処法や疲れたときにすぐできる対策を解説していきます。まずは一緒に転職活動に疲れたときの対策法を知り、次に踏み出す一歩を見極めましょう。
「転職活動疲れた……」気持ちが落ち込んだときに忘れないでほしい2つのこと
転職活動に疲れたと感じた時、自然と自己肯定感が下がってしまったり視野が狭くなって自分を追い込んでしまうことがあるかもしれません。今の状況を冷静に見極めて次の行動を考えるなら、まずはそんな後ろ向きな気持ちを解消する必要がありますよ。
ここからは、転職活動に疲れたと感じて気分が落ち込んだときに忘れないでほしい2つのことを解説していきます。まずは現状の解決に前向きに取り組むための気持ちを作りましょう。
「疲れた」という気持ちを無視して続けても良い結果にはつながりにくい
- モチベーションが保てず転職活動の目的を見失う
- 転職先が見つからない焦りや不安から心身に負担がかかる
- 焦った結果ミスマッチな選択をしてしまう可能性がある
疲れた気持ちを無視して転職活動を続けると、モチベーションが保てなかったり、焦りばかりが募ってミスマッチな選択をしてしまう可能性もあるなど、良い結果にはつながりにくいです。
転職活動は新卒の頃の就活に比べて難易度が上がりやすく、念入りな戦略を立てて着実に内定を狙うことが大切です。疲れた状態で対策に力を入れることは難しく、モチベーションも保ちづらいので、万全な状態で転職活動に挑むために「疲れた」という気持ちを解消する必要があります。
気持ちを切り替えるための対策を考えることが重要
- 美味しいものを食べる、旅行するなど自分へのご褒美を考える
- 一度転職活動から離れて休憩する期間を作る
転職活動に疲れた時、大切なのはマイナスに傾いた自分の気持ちをうまく切り替えて次の行動につなげることです。もし沈んだ気持ちから立ち直れないと感じたときは、意識的にリフレッシュのための行動をとりましょう。
リフレッシュや休息の時間を日々の生活に取り入れることで、ストレスを軽減したり転職活動による心身の疲れを回復できます。その分気持ちにゆとりができるので、うまくいかない原因をこれまでよりも冷静に分析する余裕もできますよ。
- 気分が落ち込む
- 睡眠や生活リズムに影響が出る
- 自己肯定感が下がる
- 志望動機が思いつかなくなる
- 転職をやめることを考える
転職活動に疲れた原因を見極めて次の行動を明確にすることが大切
転職活動に疲れたと感じるということは、少なからずうまくいかない状況なのではないでしょうか? これまでの方法でうまくいっていないということは、何かしら対策をする必要がありますよね。ただ闇雲に動いていては、状況も改善されず余計に疲れてしまうかもしれません。
転職活動がうまくいかないと一言に言っても、不採用が続いているのか、希望の就職先が見つからないのか、現職との両立が負担なのか、その理由は人それぞれです。まずは自分の状況を整理して、疲れたと感じる根本的な原因を見つけましょう。
ときには一時中断の選択が有効な場合もあります。「もう転職活動に疲れた……」と気持ちが落ち込んでしまうのは、あなたがこれまで全力で転職活動に向き合い、努力をしてきた結果であるということを忘れないでください。
次の一歩を見極める! 転職活動に疲れたときの7つの原因別対処法
転職活動に疲れたときは、まず疲れの原因を見極めることから始めましょう。原因に応じた対策をすることで、モチベーションが維持しやすくなったり、転職活動を効率良く進めていけるようになる可能性がありますよ。
ここからは転職活動に疲れてしまう原因と、原因別の対処法について解説していきます。次の一歩を踏み出すためにも、この先の内容はしっかりチェックしておきましょう。
①不採用が続いて自己肯定感が下がる
●不採用=人格否定ではないことを忘れずに自分を認めてあげよう!
不採用通知が続くと、どうしても自己肯定感が下がり転職活動に疲れたと感じてしまいますよね。「自分は誰からも必要とされていない」と考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
不採用の理由は、単純に企業との相性が合わなかったからという場合が多いことを忘れないでください。だからこそ、「自分に魅力がないから」などと考える必要はありません。あなたを必要としている企業は必ずありますよ。
②今の仕事と転職活動の両立が負担
●小さな目標を立てて隙間時間に少しずつ転職活動を進めていこう!
働きながら転職活動をしている時、両立がうまくいかずに疲れたと感じることもあるでしょう。そんなときは焦って転職活動を進めようとしたり無理に転職活動をするための時間を捻出するのではなく、隙間時間を使ってうまく進めていくことを意識してください。
- 通勤時間に企業研究をするなど隙間時間を有効活用してコツコツ進める
- 「今週中に3社分の書類を作成する」などの小さな目標を立てて計画的に進める
自分のペースでできることから少しずつコツコツと続けていくことで、心にゆとりができて疲れたと感じる気持ちが軽減されることもありますよ。
③希望に合う企業が見つからずモチベーションが下がる
●希望条件に優先順位を付けて視野を広げた企業探しをしよう!
- 優先順位が一番高い条件をかなえられる企業から探す
- 業界や職種を限定せず幅広い視野で企業探しをする
転職活動が疲れたと感じる原因の一つには、希望に合う企業がなかなか見つからずモチベーションが下がるというものもあります。そんなときに意識してみてほしいのが、次の企業に求める条件が多すぎないかという点です。
しっかりとした転職の軸があるに越したことはありませんが、希望条件が多すぎると転職先がかなり限られてしまいます。好条件な企業ほどライバルも多いので、難易度も上がります。
まずは希望する条件を書き出し、それぞれに優先順位を付けてみてください。「絶対にかなえたいこと」「できればかなえたいと思っていること」に分け、絶対にかなえたいことにフォーカスした企業探しをするのがコツですよ。
④転職活動による出費が大きく気持ちに余裕がない
●転職活動を中断して活動資金を貯める時間を作るのも一つの手
転職活動には思っていた以上のお金がかかることがあります。交通費はもちろん、移動先での飲食代や面接の際に必要なものをそろえるための出費など、まとまったお金が必要になることもありますよ。
- 説明会会場・面接会場までの交通費
- 移動先での飲食費
- スーツやバッグなど面接に際し必要なものを準備する費用
転職活動での出費が負担になってしまい、金銭的な余裕のなさから気持ちが追い込まれて疲れたと感じるときは、一度転職活動を休憩して活動資金を貯めることも視野に入れてみましょう。
転職活動を休憩すると復帰できなくなりそうで不安なときは、3カ月など期限を決めて貯金に専念するのが良いですよ。また休憩中も就職エージェントから無料のサポートを受け、着々と準備をしておくことで転職活動もスムーズに進めやすくなります。
⑤転職活動に関する悩みを相談できる人がいない
●専門家に相談して的確なアドバイスをもらおう!
転職活動がうまくいかず、それを相談する相手もいないためモヤモヤとした気持ちばかりが溜まる……そんな状況が疲れたと感じる原因になっている可能性もあります。
転職についての相談は話しづらい部分もあって、誰にでもできるものではありませんよね。もし近くに相談できる人がいないなら、就職エージェントなどの転職活動の専門家に相談してみるのがおすすめです。
⑥転職先が決まらず将来が不安
●これまでの転職活動の方法を見直して対策を練り直そう!
転職先が一向に決まらず、このままずっと決まらないのでは……という将来への不安が疲れた気持ちにつながることもありますよね。転職活動が難航していることそのものが負担になっているときは、一度これまでの対策を見直してみましょう。
転職活動がうまくいかないということは、何かしらの原因があるのかもしれません。まずはそれを知ってうまくいかない原因を解消することが大切ですよ。
⑦休む時間が確保できない
●活動量を調整してゆっくり休める日を作ろう!
仕事と並行して転職活動をしていると、休日のまとまった時間を使ってエントリーシート(ES)作成や企業研究、選考対策などをすることもあるでしょう。また平日の仕事終わりに面接を受けることもあるかもしれません。
そんな状況でゆっくり休むことができずに疲れたと感じてしまうときは、思い切ってゆっくり休む日を確保してみてください。
- 1週間のうち1日は転職活動から完全に離れる日を作る
- 1日休むのに抵抗があるときは昼間だけ転職活動をして夜はやめる
転職はただでさえ心身ともに負担がかかるものです。仕事もしながら休みなく続けていると、体調を崩してしまう可能性もあります。万全な状態で就活に挑むためにも、休息を取ることは重要です。